あか毛和牛を知ろう

おいしさの科学的根拠

あか毛和牛のジューシーさの秘密が、科学的に解明されています。

あか毛和牛と言えば、ヘルシー、ナチュラル、ジューシーの3つがキーワードです。脂肪分が少ないあか毛和牛はヘルシーで、適度な霜降りで脂っこくなく食べやすく、また、母乳や牧草など自然の飼料で丁寧に育てられているため安心です。

それでは、なぜあか毛和牛がジューシーでおいしいのかご存知ですか。実は、あか毛和牛のジューシーさの秘密は、科学的に解明されています。下記の図は、あか毛和牛と黒毛和牛に含まれる成分を分析したものです。



皆さんはアミノ酸が甘味・酸味・うま味などの様々な味をもつ成分で、これらが複合して肉本来のおいしさを表現していることをご存知でしょうか?
あか毛和牛は黒毛和牛に比べおいしさの元となる遊離アミノ酸(③~⑨)が赤身肉に多く含まれています。
しかも、熟成によって単糖類に変化し、甘くなるグリコーゲン①や熟成によって分 解され遊離アミノ酸になると考えられているペプチド②も豊富に含まれています。これらはエネルギーの源である一方で、 熟成でこれら成分が変化し、肉は甘く、さらに味が濃く深みを増すことになります。それらの呈味成分を多く含んだのがあか毛和牛です。また、おいしさを損なうとされている遊離脂肪酸⑨が少ないのも特徴です。これらの科学的根拠から、あか毛和牛のジューシーさがわかると思います。


測定値の訂正について
 グリコーゲン(あか毛和牛、黒毛和牛の2カ所)、アラニン(黒毛和牛の1カ所)について測定値の表示に誤りがあったことが判明しましたのでご報告申しあげますとともにお詫びして訂正させていただきます。
                                   平成29年1月20日